続・センターが立ち位置の彼のこと

※重岡一万字のネタバレあります。

私は小瀧は絶対デビューすると確信してたし、小瀧は売れると思い込んでたし、小瀧は多くの人の目にとまると信じてたけれど、まさかこんな、重岡の隣にだいたいいる人になるとは思ってなかった。デビューしてからの彼の立ち位置のせいで、私は自分のことでもないのにとても自信をなくしてしまった。あんなに小瀧のこと絶賛してたのに、重岡の隣に立てるなんてありえないと、そこまでの人じゃないと思って困った。春は、小瀧がへらへらしてたから、本当に恥ずかしかった。こんなのを前に出されたら恥ずかしい。小瀧には、端でのんびり育ってく方が向いてる。育ってから、前に出してくれ。春はそんな風にばかり考えてた。
でも、夏、彼は重岡がいない舞台で、叫んで、怒鳴って、泣いて、自分から怪我もして、まさに体当たりの演技をした。他のメンバーに比べれば歌やダンスはまだまだかもしれない。だけど、誰よりも本気だったんじゃないかなと思えるくらい、あの小瀧望は熱かった。
それを私は誰よりも重岡に認めてほしかった。重岡が見学来た後のテレビ誌で今回の舞台でのメンバーを評価してたくだりがあったんだけど、そこに照史と小瀧の名前だけなくて。色々考える重岡が、あの二人の演技に何も思っていないはずがないと思ってた。何か思ってくれないと悲しいと思った。
よく小瀧担の友達とこたしげの話をするんだけど、小瀧はすっごく重岡を尊敬してるのに重岡は小瀧のこと視界の隅にも入れてないんじゃないかって結論に至ることが多くて。たしかに重岡が他メンに比べ小瀧に興味がわかないのはわかるし、私はそんな妙な感じのこたしげが大好きだけれど、デビューして、こんなに隣にいることが増えたんだから、もう少し何かしら思ってくれてもいいんじゃないかと思ってた。べつに私と逆の評価をしてくれてもよかった。小瀧なんてまだまだやとかおこちゃまやとか、そんなのでもよかった。…あれ、それは私もそう思ってるな。小瀧は18歳にしては大人になりすぎてるけど、他のメンバーに比べたら、まだまだ色んな点で幼い。

重岡の一万字を読んでわかったのは、彼はとにかく売れたいんだということ。一人じゃなく、グループで。そのことに、心底ほっとした。
「俺は俺が今できることをやるだけです。ぶっちゃけ、俺よりセンターに適任な人が出てきたら、そいつが立ったらいいと思ってて。だって、それがグループのためだから。」
私の思い違いかもしれないけれど、そう思いこみたいだけかもしれないけれど、重岡が「そいつ」なんて呼ぶ人、あの子しかいないんじゃないかって。
もし、仮にそうじゃなくても、重岡がいい意味でセンターにこだわっていないことにほっとした。あんなにカッコイイ小瀧を見た後でも、私の中で重岡は絶対的センターで、小瀧にとってずっとずっと先にいる人で、かなわないなぁって思うことばかりだったから、小瀧がたまにセンターにいるのを見ると私は変な顔になっちゃってた。でも、もっと自信もっていいんだなって。これからなんてわからないけど、小瀧は小瀧の立ち位置でやることをやるなら、どんな展開がやって来ても文句を言うのはやめようかなって思えてきた。もちろんまたやる気なさそうにしてたら、へらへらしてたら、たっっっくさん指摘してやるけれど。
ジャニーズに青春を全て捧げてきたなんて言う重岡にかなわないなぁってのを感じて、尊敬してるはずのあの人のこれからを、私は見ていきたいなと改めて思った。なんで私重岡の記事読んでまた小瀧好きになってるんやろ(笑)
でも、私、一万字で重岡がした小瀧の評価がすごく面白いと思ってる。
「小瀧、昔からすげーなーって思ってるところがいっぱいあって。ポジティブだし、物怖じしないし。あいつの心意気とかポジティブさとか、年下やけど分析して盗もうとしたこと何回もあるんですよ」
私はどちらかといえば重岡寄りの思考の人だから、小瀧のあの感じが羨ましくなるというか、真似たくなるのは、なんとなくわかるんだよね。でも、これ、他メンの評価に比べるとほめてもらってるかビミョーじゃないかと私は思ってて。だって、悪い言い方すれば、なんも考えてへんヤツじゃん？でも、そんな扱いされてる、そんな扱いしたくなる小瀧のあの感じに、私も救われてるところがあるから、重岡もそうだといいなぁって。
ごめんね重岡！他担なのに重くて！(笑)
他担だけど、これからも色々と思わせてください。あまり何事も語らず、想像させてくれる余白を作ってこちらを楽しませるアイドル重岡が、私は好きです。