ラング・ド・シャ

口が悪い。ツイッターはummernow

センターが立ち位置の彼のこと

私はグループというものを引きで見るのが死ぬほど苦手で、だから、キスマイは千賀ばかりを追ってたし、ジャニーズWESTは小瀧ばかり見てた。だけど、今年は玉森のこと、重岡のことを今までで一番考えた年だった。だから、それを残しておきたい。

私は昔から好きな人の気持ちがすぐに移ってしまうような、バカだ。千賀くんが嫌いだと思う人は私も嫌いになるし、小瀧くんが好きだと思う人は私も好きになってしまう。

私はスペックが低い人を好きになれない。だから、たまちゃんのことは正直あまり好きじゃなかった。たませんが好きなのは、千賀が一番口悪い相手がたまちゃんだったから。千賀にとってたまちゃんは自然体でいられる相手なのだと思うと、たまちゃんの隣にいる時の千賀がとても大切に思えたから。それだけだった。
べつに千賀がセンターでいてほしいなんて思ったことないけど、千賀があまりにもうまくいかない日々が続いてる時はたまちゃんに八つ当たりしたこともあった。私は去年のドリボで二番手を演じた千賀のギラギラした目が今でもトラウマだ。あの時の彼は自分はこんなもんじゃない、まだまだやれるという野心でいっぱいだった。強気な男が大好きな私は、それに全くときめかなかったわけじゃないけれど、できることならたまちゃんを認めた上で、二番手であることを認めた上で、やれることをやってほしいと願っていた。だって、人は、認めた方が強くなれるでしょう?
それは、今年ついに叶った。たまちゃんを座長として認め始めたことが、私にはわかった。目を見たらわかったよ。たまちゃんを信頼している。正直たまちゃんにはまだまだできないことがたくさんあって、完璧ではないけれど、たまちゃん座長のドリボはたまちゃんにしか出せない色を帯びてきたのを私は感じた。それを千賀も感じたんだと思う。
たまちゃんもできないなりに努力してきたんだなってようやく気づいた。ダンスとか歌とかはもっと頑張ってほしいと思うけど、これまでグループを守ることを必死でやってきたんだなって、今更わかった。北山と藤ヶ谷がキスマイを引っ張る人ならばたまちゃんは守る人なのかなと私は思う。私がたまちゃんに八つ当たりできたのは、たまちゃんが優しい人だからだし、それでも前を向こうという強さを持っているからだ。全部千賀くんの方が上と思ってきてたけど、たまちゃんじゃなきゃ無理なことがあった。千賀くんもメンバーが好きだけど、たまちゃんほど愛の人にはなれないし、守ろうと思えないだろうし、それができるほど強くもない。
たまちゃんがセンターはるくらいなら北山や藤ヶ谷がいいって意見が多いだろうし、私だって未だに北山と藤ヶ谷が2TOPのキスマイを懐古するけれど、それでもたまちゃんがセンターにいると安心はする。守られている感じがするんだ。きっとこれからも文句言うけれど、それは優しくて強いたまちゃんに甘えてる証拠です。どれだけ酷いこと言っても受け止めてくれるでしょ?
今年やっと、たまちゃんのことを好きになれた。これからもたくさん傷つけるだろうけど、許してほしい。そして、今まで通り千賀のことを甘やかしてほしい。情緒不安定な彼が私は心配なのだ。たまちゃんに、よろしくお願いしたい。ちょっときつい言葉も、冷たい態度も、たまちゃんには可愛く見えてるなら、それで十分だよ。

重岡の話もしたい。普通なら記事を分ける内容だろうと思われそうだけど、私の中ではめちゃめちゃ繋がってるから、このまま続ける。
重岡がジャニーズWESTのセンターになったのは、関西Jr.のセンターからそのまま移動した結果だと思ってる。Jr.時代の彼はすごい努力をしてこの場所を手に入れたけれど、Jr.の時の彼はセンターを武器にしてたわけであって、関西Jr.全部を背負ってたわけじゃないと思う。背負おうとしたこともあるだろうけど、本気で背負いきっていたら、真面目で神経質な彼は今ごろ潰れてたと思うから。だって、センターという場所は、そもそもものすごい努力と決心と精神力が無いと立てない。私には重岡は強い人にはどうしても見えなくて、だから、彼がセンターに立つこと、センターにい続けることは大変だったんじゃないかと思う。「思う」が多くてごめん。他担だし、重岡全然自分の話しないから推測でしか話せない。
センターという場所は、立つだけで酷く追い込まれる。私はそれを今年の重岡不在の舞台で思い知らされた。
松竹座前半、小瀧は頑張ってるというよりも、追い込まれている感じで、必死で、すごい顔で闘ってた。このままのみこまれてしまうんじゃないかと不安な日が何日か続いた。重岡が見学しに来ててゲストでステージに上がった時の、小瀧の顔は忘れがたい。ステージフォトが発売された時、小瀧の名前が番号1番だった時のことも忘れられない。なんとか持ちこたえて、後半になるにつれ自信が沸いてきて、その状況を次第に楽しめるようになって、千秋楽でやりきったという顔をしたことは、忘れられるわけがない。
小瀧は何に対してもスペックが低いわけじゃないんだけど、周りがすごすぎて、比べられると劣ってしまうことが多い。なんか反抗期もどきみたいなところもある。けれど、メンバーのことはとても愛してる。一万字で、小瀧が「僕を"7"好きでいてくれるより、7人を"1"ずつ好きでいてくれる方が嬉しい」と言った時、私はくしゃくしゃになった。まだ子供で、できないことだらけだけど、彼はメンバーのためなら強くなれるんじゃないかなって思った。誰かが傷つくくらいなら、自分が代わりになるか、相手がそれを拒絶するなら、せめて共有しようとするんじゃないかと思う。

私は最近小瀧を見ているとたまちゃんが浮かんでしまって、その度、いやいやそんなはずはないと思っている。全然性格もキャラもちげーよ、と。

なんか、重岡の話全然できてないな。うまく言えないけど、今年は重岡のことよく考えてた。昔からべつに嫌じゃなかったけど、こんなに考えたのは初めて。たぶん、小瀧もよく重岡のこと考えたてたんじゃないかな。他のメンバーのように重岡をセンターだとはあまり言わないけれど、センターに立つ重岡に対して一番特別な思いを持っているのは彼なんじゃないかなと思う。私は小瀧の重岡を見ている時のなんとも言えない顔が好きだ。
私は、重岡がごめんね青春に出演する際にはグループの看板を背負ってるという意識はあえて捨ててる。背負うと倒れてしまうのがわかるから。みたいなことを話した時、センターという立ち位置がもたらすプレッシャーはハンパじゃないことを改めて感じて、できることなら彼を守りたいと思った。あの場所は、もっと図太くて包容力のある人が立つのが、たぶん適してる。重岡みたいな繊細な人にはとても大変な場所だ。これまで彼はたぶんたくさんの努力をしたんだと思う。
もう、関西Jr.じゃないし、デビューしたし、周りは敵じゃなく仲間だし、その荷物をもう少し分けてくれたらいいのになって、今年何度も思った。
例えば、彼はご存知の通り背中はでかいので、いくらでも乗っかってくれて大丈夫だよ。きっと、愛するメンバーのためなら、あなたのためなら、いくらでも受け入れるし、強くなってみせるよ。・・・子どもすぎてだめかな?

そだなぁ~…。先のことを考えて期待したり不安に思うのは、あまりよいことじゃないとわかってる。でも、時々してしまう。それを繰り返してたら、もう、今年が終わる手前まで来てしまった。
千賀がテレビの中でも自分の色を纏っていて、小瀧がなんか無駄にいい男になっている年を迎えられれば、いいな。