ラング・ド・シャ

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私はMORSEのことを考えていない

MORSE初日を観ました。
これから書くのはネタバレではなく、これ越しに感じた小瀧に対する自分の思いです。ポエマー(^_^)


MORSEが決まった時のことはよく覚えてる。パリピポの小瀧の感じになんとも言えん感情を抱いていてもやもやが残っていた頃に発表された個人仕事。まあ、デビューしたし、高校卒業したし、その内個人仕事が来るだろうとは思っていた。思っていたけれど、それが舞台で、しかも座長で、とても驚いた。勝手にSPドラマか連ドラかなんかそんなんにちらっと出るのかなと想像してたから。
私が一番望んでいた彼の個人仕事は舞台だったから、嬉しくて嬉しくてかなり泣いた。周りに小瀧には絶対外部の舞台に出てほしい。できれば二十歳になるまでに!とアホほど言っていた。それがほんとうに叶う。発表を聞いた途端一人じゃそれを受け入れきれず同担に電話しまくってたぶん6件ほど着信残した。まあ時間も時間だから全然出てくれなかった(笑)

舞台を望んでいたのは、小瀧の舞台での演技に他メンに比べればクオリティーは低いけれどでも素質や伸びるものがあると思ってたからってのと、小瀧は追い込まれた方が強く素敵な人になれると知っていたから。もしだめだめな結果になったとしても、挫折したとしても、それをきっと後に素敵なカタチにして返してくれると信じていたから。

発表された時、もちろん私は初日と千秋楽に行くつもりだった。そしてあと何回かももちろん行くプランを立ててた。とにかく、仕事で何が起ころうがプライベートで何が起ころうが初日と千秋楽には必ず行くと決めてた。でも、初日のチケットは取れなくて。外れたとわかってすぐや、チケットが発送されてすぐは、誰か譲ってもらえないかなぁと探したけれど、ご縁がなくて。
なんとかすれば行けるかもしれなかった。でも、日が経つ内に、それをする気持ちにはならなくなってしまって。なんでかってそれはバタバタしてたのもあったけど、ここ最近の自分があまりに情けないから。小瀧の舞台雑誌の内容はぼんやりとしか把握できてなかったし、最近の小瀧がバラエティーやラジオでどんな感じかもほぼ把握してなかったけど、それでもMORSEに対して彼はとてもとても真剣だろうと、根拠もなく信じてた。絶対に小瀧は頑張ってると思ったから、座長だってことに不安や心配もなかった。

小瀧を信頼してるからこそ、小瀧が好きだからこそ、こんな自分では会えないなぁと思った。だから諦めた。

11月12日昼過ぎ。友達からまさかの連絡「明日一枚余るんだけど」。ほんとに、すごく悩んだ。身体は今すぐにでも東京に進みそうだったけど、頭の中は冷静だった。13日はフツーに都合が悪い。なんとかならないこともなかったけど、なんとかしたら後に響くかもしれなかった。結局ここで行くを選択したら、自分はやっぱり情けないヤツになるって悩んだ。
けど、結果私は行くことを選択した。諦めていたチケットが手に入った、初座長の初日は明日しかないんだ、って。この選択をしたのは私の弱さかもしれないけれど、今回だけだと自分を甘やかした。


初日。それなりにジャニオタをしてきたけれど、グローブ座に行くのは初めてで。初めて見たグローブ座の看板の大きさには感動した。原作は見れていない、舞台雑誌もぼんやりとしか把握してなかった私だったけど、急にここで今日から始まるって実感がわいてきた。けど、やっぱり心配とか不安とかハラハラとかはなくて。当日券を引き換えてからも友達と全然どうでもいい話で盛り上がって緊張なんてしてなかった。
一人になって、席についた。始まる三分前。急に、急に、ドキドキが止まらなくなった。心配や不安はなかったけど、始まってしまうって実感がわいて。それは他の人もだったのかなぁ。たぶん会場には小瀧のファンが多くて、始まる直前会場が静まり返った。

一幕の小瀧は私が想像していたより遥かに緊張してた。緊張しすぎて声色や表情のバリエーションが少なめに感じた。で、内容は思っていたよりヘビー。
幕間ですぐ友達に合流して緊張してたな(笑)って笑って。正直自分にとってドストライクのキャラクターでも話でもないと感じたから、小瀧がどこまでするかで私のMORSEやオスカーに対しての愛着度合いはずいぶん変わるだろうなぁと思った。うん。二幕はだいぶ巻き返したというか緊張も受け止めて自分の思いをオスカーに乗っけれるようになったと思う。
カーテンコール。小瀧のへらへら笑う笑顔を見て。ただ観ていただけの自分も緊張してたことにやっと気付いた。安心した。とりあえず無事に初日が終わった。しっかりした挨拶をしたわけじゃないから、なんかぬるっと終わったんだけど、それも小瀧らしいなぁと思ったかな。さっきまではきちんとオスカーだったけれど、すぐに小瀧望に戻ることができる、そんな小瀧に強さも感じた。


初見の感想は、ただ終わったことにほっとしたって感じかな。なぜか初日が終了してすぐから、私はもう千秋楽のことや来年のこととかも考えてる。
あとは、小瀧とオスカーは似てるから、それを小瀧がこれからどう動かすだろうって考えてる。

正直初日は期待を越えた演技だったかと聞かれればビミョーで。いや、悪くはないんだけど、まあ、まあまあ妥当かなってところで。それがこれからどうなるか。たぶんこの一ヶ月で演技の感じや小瀧の感情は変化するんだと思う。
オスカーと小瀧は似てるから、もしかしたらまた、去年みたいに役に追い込まれてしまうことがあるかもしれない。自分をコントロールできない日があるかもしれない。でも、そうなったとしても、まあ、大丈夫かなぁとも思う。小瀧は追い込まれていく方が強くなるし、越えればもっと素敵になる人。その過程を去年ほど追えないのは寂しいけれど、でも、それ以上に信頼してるから。だから、単純に始まりを、初日を見届けられたことを幸せだなぁって抱きしめたい。

あと、やっぱり小瀧は頑張る人だろうと思ったから、小瀧に負けないように私も頑張って、次はもう少し堂々とした顔で観に行きたいなって思った。

たぶん私は精神でクオリティーを越えてくる小瀧や、いつも未来を見せてくれる小瀧が好きで、信頼してる。だからいつも期待してて、そうじゃない時や陰りが見え始めると不安になるかムカつくんだけど、でも、やっぱ根本的に信頼してるよ。だから今回も、また、千秋楽に達成感で溢れた姿だといいなぁと思うし、きっとそうなんじゃないかなと勝手に想像してる。

決して速くはないけれど、確実に色を変えて進んでいく小瀧に期待して、私も現状にめげずに頑張ろうと思うよ。

お互い必ず、越えていこうね。