ラング・ド・シャ

口が悪い。ツイッターはummernow

中学生の彼をこんなにも好きになること

一年前の私に伝えても、きっと、ううん、絶対信じない。

こたさんを好きになってからのこの一年は怒涛で、ずっと覚えていたいから、ここに記しておこうと思う。

2017年12月10日は、16夏ぶり(たぶん)に松竹座に入った日だ。本当に勇気が必要だったから、その日のことは今でも鮮明に覚えてる。

15春に彼がいなくなって夏と冬は辛いからこそ現実と向き合うために入って、でも、16春セトリを把握した途端身体が固まって入ることを諦めて、夏はなんか大丈夫そうだから入って、冬はなんで入らなかったんだっけ…あまり覚えてないけど、「見たい人がいるわけじゃないのになんで入るんだ?」って今更すぎることに気づいたからだっけな。まあそんなとこだと思う。それから、松竹も関西Jr.もこれまでの人生で一番遠い存在になった。他人の世界になった。

約一年前、久しぶりに松竹に向かったのは、見たいなって思う人がいたからだった。でも、それはほんとにちょっとの興味でしかなかったし、入るまで誰にもどの子が目当てなんて言わなかった気がする。(もしかしたら直前にあの子に言ったかも?みたいな記憶がうっすらあるけどツイートはしなかった。ほんとにふんわりしてたから)

夏終わったあたりかな、妹にそういえば16年組にめちゃめちゃお姉ちゃん好きそうな子がおるでと言われて紹介されたのが岡﨑彪太郎くんだった(この時はフルネームで呼んでた)。
なんか金内に似てへん?って言われて、雑誌で見せられ、まいジャニで見せられ。うつりの問題や髪型の問題で、見た目は似てたり似てなかったりしてたけど、ダンスが絶望的に下手なところが私が好きになった時の金内に似てた。
でも、似てるからって影を追うように好きになるのは違うって思ってたし、なにより中学二年生なんてショタが得意じゃない私には若いというか幼すぎて。
興味はあるけど「好き」にはなっていない。そんな中で弟組だけのクリパが決まって。
今思うと久しぶりに松竹座に行こうと前向きに思えたのはこの時兄弟と別れたおかげで康二がいなかったからだと思う。やっぱいるとさ、幻が見えるほどのことはなくても私の気持ちがはっきりくっきりわかってしまうから。

初めて見た岡﨑彪太郎くんは笑ってしまうくらいダンスが下手で、初めて人のダンス見てあんなに笑った(失礼すぎる)。あと何が楽しいのかようわからんとこでもやたら笑っててヤバさを感じた(だから失礼すぎる)。
ドンピシャ好みか聞かれるとそうではなかったんだけど、でも、なんかずっとおもしろいから目が離せなくて最初から最後までずっと岡﨑彪太郎くんを見てた。
あんなに心残りがある松竹座で最初から最後まで「楽しい」と思えたのは奇跡みたいなことだった。それだけでじゅうぶんだった。

中学生を応援するのなんて初めてでもっと戸惑うかと思ったけど、そんなのどうでもよくなるくらい楽しかったし、クリパ終わればすぐあけおめがあるしで、迷ってる時間なんて無かったなぁ。夢中でこたさん(ナチュラルにこたさん呼びになった)のうちわを作った。あなたのファンがいるってことを知ってほしい一心で。

あけおめはクリパでは別だった兄組もいたから、なんだか急に出番が減った気がしてちょっと辛かった。所謂「ちび」を応援することがどういうものなのかを初めてわかった気がした。マイクを持たない人を、最前線でない人を好きになったことなんて初めてで、会場見渡してもこたさんのうちわなんてほんとにほんとに少ししか見かけなくて。こたさんよりダンスが上手い人もキラキラしている人もたくさんいて。それでも、なんでかなぁ、私はこたさんが一番好きだった。一人でうちわを振り続けてた。そこで初めて目が合って、君を連れ出すよと導いてくれたこと、私はたぶん一生忘れないと思う。

春松竹、しぬほど忙しい仕事をむりやり切り上げて入った誕生日公演、コントにも呼ばれなくて、誰かが誕生日に触れてくれることなんてなくて、あけおめ以上に現状の立ち位置の厳しさ(いやじゅうぶんちびでは推されなんだろうけど私のこれまで好きになった人とは立場が違いすぎる)を感じて、軽く絶望して。だけど、for now and foreverで、半歩前に立っている斗亜が自分を抱くように肩に置いた手に、こたさんが自分の手を重ねた時、こたさんから斜め前にある斗亜の肩に手を置いて、それに斗亜が自分の小さな手を重ねた時、心が震えた。こたさん以外にも大切なものをうっかり見つけてしまった。

春松竹終わってすぐ発表された少年KABUKI。あまりに想像していなかった出来事で、でも嬉しくて自然と涙がこぼれてた。ばかかよってくらい狭い箱で、目の前で歌って踊って演技するこたさんは、私がこれまで見てきたどのこたさんよりもかっこよくて。一ヶ月ちょっと前に見た時よりずいぶん大人に見えた。あっ、この人めちゃめちゃ頑張って、ここまで来たんだなって、自然とわかった。それまでずっと引っ掛かってたこと「年下すぎる」「彼の本気がわからない」は私の頭の中から消えた。

夏松竹。聞きたくないから聞けないからあの日から聞かないようにずっと避けてきた曲がセトリにあるとTLで把握した初日。それから松竹座に向かうまでに思ったことは8月5日のブログで書いたので割愛するけど、結局その曲の披露が私が入った日は8時過ぎちゃったからこたさん出てこなくて泣きすぎたから記憶がはっきりしてない申し訳ない…。なんかこぉじ看守長がこたさん踏んづけたのが最高に俺得だった(こぉじ女王か…)ことと、拓哉が前に出てきててあっ、二番じゃなくなってしまうんだって悔しかったことは覚えてる。

梅芸。関西Jr.全員で歌ってきていたネクステを5人でやれたこと、1人1人にソロパートがあったこと。その状況だけでほんとに夢のように幸せなのに、こたさんがもうめちゃくちゃかっこいいから、誇らしかった。いつもは気になってしまうダンスの不自然さ・遅れが全然なくて、ただただかっこいいって思えた。二番じゃないことに悔しい気持ちがまだあったけど、そんなことより今この瞬間のこたさんが誇らしかった。あまり器用じゃないから人より時間がかかるかもしれないけど、こたさんが頑張る限りはついていこうって思えた。

クリパ。梅芸ではあったソロパートがないことを初日のTLで把握して、全然この前のことは当たり前のことじゃなかったんだなぁって今更気づいて落ち込んで。楽しめなかったらどうしようって不安だったけど、こたさんはずっとニコニコしてて楽しそうで、だからこたさんが出てる時間は私もずーっと楽しかった。ああ、一年前のクリパと変わらないなぁと思った。思うところがあるまま松竹座を訪ねても、その姿がそこにある限りはずっと楽しくて。飽きなかった。ずいぶん成長したこたさんと過ごす時間の温度は同じで、それが嬉しかったな。

年が明ければあけおめがあって、その後は何があるのかなぁ。こたさんの未来なんて全然見えなくて。3月には誕生日を迎えて、4月には高校生になる。それくらいしかわからない。わかるのは私の未来。これからもっとこたさんのこと好きになる。それだけ。それだけなんだけど、それだけはわかるから、来年もその先もとても楽しみだよ。もしかしたら辛いこともあるかもしれないけど、こたさんがそこにいる限りは楽しめるって信頼があるよ。

この一年で一番大きなことは、「好き」だけじゃなくて「信頼」が生まれたこと。

来年はきっともっと素敵なきみに会える。

どうか末永くよろしくね。