ラング・ド・シャ

口が悪い。ツイッターはummernow

グレーを選ばない須藤凜々花さん

そもそも、私が須藤凜々花さんを好きになったのは、これがきっかけだった。

突然前に出てきた、推され始めた彼女に対して、他のメンバーのファンから「なんかコネでもあるんじゃ?」「もしかして枕?」と言う言葉がネットなどで溢れていた時に放ったツイート。
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ほんとに、びっくりした。自分が処女だってことをこんなに堂々と言うことがあるなんて。びっくりしすぎて、感動してしまった。
正直私も彼女が推され出した時、不思議で仕方なかった。そんなかわいいと思わなかったし、他のメンバーを越える何かを彼女が持っているとも思っていなかった。
でも、このツイートを見て、わかってしまった。
他のメンバーを越える何かがあるかはわからないけど、他のメンバーとは違うものを持っているってことが。

そう気づいたら、もう早かった。好きになることを止められなかった。
彼女は私が思っていた以上に薄情な人間だった。それが私に「追いかけたい」のスイッチを入れた。決して冷めているわけではないんだけど、とてもあたたかい人ではなくて。自分に対するこだわりは強いのに、他人に対しての興味は薄くて。でもそれは悪気があってじゃない、「なんか無意識にそう」ってやつだった。それがなんか見てて面白かった。
そして、そんな彼女がどんどんメンバーに対して重くなって、「NMB48好き好き大好き メンバーの卒業なんてわかるけどわからないさみしい」みたいな目でメンバーの卒業を見送るようになったことは、もっと面白かった。

自分自身についての言葉とか自分対世間についての言葉だけが熱かった彼女が、メンバーとかNMB48とか48グループについての言葉を発する時強烈な言葉選びで思いを伝えるようになったことが、どれだけ愛しかったか。

定期的に炎上させる凜々花さんを推してることが楽しくて仕方なかった。
適切な言葉、嘘のない言葉で、周りをほめたり殴ったり笑ったり怒る姿が楽しくて仕方なかった。


総選挙で結婚宣言を発言した時、さすがの私も頭が真っ白になった。そんなこと言われるなんて想像してなかったから。
でも少し時間が経てば、案外あっさり腑に落ちてしまった。










それでも、私はアイドルオタクだから、もう一度、今度は推されとか枕とか言われずにセンターに立つ姿を見たかったって思いがどこかであった。そんなことはもちろん叶わず卒業していくんだってことだけが寂しくて寂しくて仕方なかった。未練のようなものを、8月5日までたしかに感じていた。


卒業する今日、涙は流してもただ負の感情だけで過ごさずに済んでいられるのは、凜々花さんへの愛が勝ったからだけじゃない。凜々花さんが愛しているNMB48の存在がそうさせてくれたんだと思ってる。

8月6日。NMB48コンサート。メンバーみんなが、会場にいる方々が、凜々花さんに彼女自身の言葉を発する時間をくれた。それが全てだった。
結婚宣言をしてから、メールもブログも制限され、もしこのまま凜々花さんの言葉が聞けないまま卒業しちゃったら…と想像したら寂しくてたまらなかった。私は彼女の言葉が好きだから、それを奪われ、死んだようにしている彼女しか見ることができないなら、そんな彼女でしか彼女が卒業できないなら、卒業公演もせずにいなくなっちゃえばいい。それくらいに思ってた。
だって、誤魔化すのは、ひっそりしてるのは、私が愛してる凜々花さんじゃないんだもん。それに、そんなの、凜々花さんが一番嫌なはずだった。
だから、8月6日公演後、私はもう二度とステージに立つ彼女には会えないのに、泣いていたけど心が満たされていた。



凜々花さんは、極端でしかいられない、嘘のない、素直でしかいられない………違うか。
極端でもいい、嘘はつかない、素直でいたい。そういう人だ。だから好きなんだ。

https://mdpr.jp/interview/1709448
https://mdpr.jp/interview/1709447

卒業おめでとう、凜々花さん。
ずっと大好きです。
これからも濁りのないあなたの言葉を、耳で、肌で、心で感じていたいから、どうか夢を叶えてね。